こんにちは。店主のAです。
今まで季節のディスプレイ事例は、その時の内容に合わせた記事の中に盛り込んでおりましたが、今年から「季節の室礼」というタイトルで分かりやすくご紹介していきます。
日本には、お正月や雛祭り、端午の節供にお盆といった、古来より伝わる様々な行事や文化があります。 こうした季節や人生の節目に、季節のものを供え飾ることを「室礼(しつらい)」といいます。
Charme de Art Interiors の室礼は、行事や文化の背景にちなんだものをキーポイントにインテリアを組み合わせて、何かしらのオリジナルスパイスを足して表現しています。
今回は「節分」。
節分は「豆をまいて、災いをもたらすとされる鬼(邪気)を追い払う。」というものですよね。
今回の室礼で表現したいもの。”鬼が嫌う(邪気を払う)もの”を意識してスタイリングしてみました。


”鬼が嫌う(邪気を払う)もの” … ひいらぎの尖った葉といわしの臭いを鬼が嫌うため、玄関先などに”ひいらぎいわし”を飾る風習があります。
今回はそれをヒントにして、飾ったものは「福豆」「鈴」「千両」。
・福が宿るといわれる「福豆」。
・ひいらぎは手に入らなかったため、「千両」の葉のトゲトゲをひいらぎに見立てました。
・いわしは屋外の飾りなのと衛生面も気になり、古来より邪気を払う力があるといわれている”鈴の音”から、「鈴」を代わりに置きました。
合わせたインテリアは「ホワイトコンポート皿」「ミラートレイ」。
・福豆は、縁起物の枡に入れるのが一般的ですが、白いものの上に置いても良いそうなので、やさしい雰囲気の「ホワイトコンポート皿」に載せてみました。
・敷いているのは「ミラートレイ」。鏡は邪気を跳ね返すことでも有名ですよね。その透明感で全体をすっきりとした印象に仕上げています。
当たり前ですが、合わせるインテリアによって、印象が変わります。節分の室礼は和風のディスプレイがほとんどですが、洋風のインテリアを用いることでちょっと新鮮な節分の室礼になったのではないでしょうか^^
-おまけ- ★鬼ありバージョン(こぼれ話付き)★

この鬼。そうです、スーパーで売っている鬼です。息子がこれがいい!と言って聞かず、買ったあと被って自宅に戻っていました(笑)。プラスチックな鬼さんですが、役者が揃った感じで結構合いますね!
それとこの鈴。房もついて、神社にあるような鈴でしょ? 実は息子が駄菓子屋さんの鈴のくじにハマってまして。何と先日”大当たり”してこれを当てたんです。本人100回くらい”当たっちゃったよーー”と言って喜んでいました。そのカラカラ鳴らしている姿をみてこの室礼を思いつきましたとさ。というこぼれ話でした(笑)。
いかがでしたか?
Charme de Art Interiors では、特殊な演出はしなくとも、魅力的なインテリアと身近なものを使い、位置や置き方などの工夫で簡単にできるインテリアスタイリングをモットーとしています。
この節分の室礼も、季節のものとインテリアを合わせただけです。わざわざ買ったり、この時にしか使わないものや手に入りにくいものなどは一切ありません。少しのアイデアと発想の転換だけでできるディスプレイ事例です。
少しでも室礼アイデアの参考になったら嬉しいです。
ここだけの話。
鈴、インテリアとしてもおすすめです。(息子に影響されている母でした。笑)
※春夏のトレンドについての記事はこちらからご覧ください^^
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